世界一売れているスマートバンドのXiaomi Mi スマートバンド(Mi Band)シリーズの設計・製造を担当しているZepp Health(旧:Huami)。そんなZepp HealthのオリジナルブランドシリーズであるAmazfitの最新版のAmazfit GTR 3をレビューします。
Amazfit GTR 3は、心拍数測定機能、自動で血中酸素飽和度(SpO2)測定する機能、綺麗なAMOLEDディスプレイを採用し、最長21日持ちのバッテリー、みちびき対応のGPSを搭載しているスマートウォッチです。
Amazfit GTR 3

その他の販売ストアはメーカーから正規で入荷しておらず、メーカーのサポートが受けれないだけでなく、アップデートできないなどの不良品が到着することもあるそうです。購入の際は、販売元を確認することをおすすめします。
Amazfit公式オンラインストアでは「新生活応援キャンペーン」を開催します。 3月23日(木)~4月8日(金)まで「Amazfit GT 3シリーズ」が10%OFFで購入出来ます。 先着300名にはオリジナルスポーツウェアとヘアバンド、ギフトバッグがプレゼントされます。
Amazfitとは
当サイトではAmazfitシリーズの初期モデルAmazfit Bip、Amazfit Paceを取り扱いました。


当時(2017年頃)の他社製スマートウォッチは、1日ギリギリ持つ程度のモデルばかりの中、全機能をオンにしていても一週間は持つ電池持ちを確保していたり、高いカスタマイズ性など、他のメーカーとは少し違った独自の路線を持っていました。こういった独自目線のAmazfitシリーズの動向は大変注目していました。
かつては海外通販から個人輸入するしかなかったので、知る人ぞ知るスマートウォッチ・スマートバンドシリーズでした。しかし、気がつけば日本で正規販売も開始し、ヨドバシカメラなど家電量販店での取り扱いも始まり、気軽に試したり購入することが出来るようになりました。
スマートウォッチの販売メーカーとしては、歴史が長く、日本では知名度的にこれからというところですが、世界的に見ると2021年通年では世界第5位と着実にブランド力を高めています。
スペック
| 特徴 | 値 |
| サイズ: | 45.8x45.8x10.8mm |
| 重量: | 32g(ストラップなし) |
| ボディ材質: | アルミニウム合金 |
| バンド素材: | シリコン |
| バンドの幅: | 22mm |
| 防水グレード: | 5ATM |
| ディスプレイ素材: | HD AMOLED |
| タッチスクリーン: | 強化ガラス、指紋付着防止コーティング |
| ディスプレイサイズ: | 1.39インチ |
| クラスプ: | クラシックピンバックル |
| 解像度: | 454×454 |
| PPI: | 326ppi |
| バッテリー容量: | 450 mAh バッテリー (標準値) |
| 充電方法: | マグネット式充電器 |
| 充電時間: | 約2時間 |
| センサー: | BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリック センサー (6PD + 2LED)、加速度センサー、ジャイロスコープ センサー、地磁気センサー、環境光センサー、気圧高度計センサー |
| 接続: | Bluetooth 5.1 BLE |
| ポジショニング: | GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS |
| セット内容: | スマートウォッチ (標準ストラップを含む)、磁気式充電器、操作マニュアル |
| アプリ: | Zeppアプリ ※タブレットはZeppアプリ未対応となります |
| 対応デバイス: | Android 7.0 以上、iOS 12.0 以上 |
情報元: Amazfit公式サイト
OSはWearOSやAndroidなどではなく、独自のZepp OSを採用しています。過去のモデルのAmazfit OSからZepp OSに変更されていますが、主要機能の殆どが引き継がれていて、操作感などはそのままです。
外観

Amazfit BipやAmazfit Paceの頃に比べると、パッケージデザインは一般的なガジェットデバイスのデザインになっています。(昔の低価格帯は質素、ハイエンドは尖った感じのデザインでした。個人的には、それはそれで結構好きでした)

付属品は充電器と説明書です。


充電器は、過去のAmazfit製品と互換性がないようです。これは、センサーがBioTracker™ 3.0 PPGというセンサーに変更されたことが大きな要因のようです。

ペアリングからセットアップは専用アプリ(Zepp)をインストールしてQRコードを読み込むだけです。

Amazfit GTR 3は、サンダーブラックとムーンライトグレーの2色で展開されていて、今回ご提供頂いたモデルはサンダーブラックになります。

ディスプレイ部分は隅が少しラウンドしています。Amazfit製品に共通していることですが、非表示領域と表示領域の境目がハッキリとわからないようなデザインになっています。
これまでMi スマートバンド 6を主に利用していたからかもしれませんが、ディスプレイサイズは1.39インチで、上位モデル(GTR 3 Pro)の1.45インチより小さいですが、情報量の少なさを感じることはありませんでした。
一応、ヨドバシカメラ店頭でAmazfit GTR 3 Proの実機と比較してみたりしましたが、多くの情報表示が必要な通知の表示でもGTR 3で十分だと感じました。
上位モデルに解像度的に劣っているものの、スマートウォッチとしては、かなり高い解像度(454×454)を持っているので、ドットが気になることはありません。Apple Watchの最新モデルでも解像度は396x484です。
ディスプレイは有機EL(AMOLED)のため、非非常に美しく、日光下でも少し日陰を作れば十分見えます。
側面はつや消し加工のアルミ合金製で、腕時計としてのデザイン性にも優れています。
スマートウォッチの多くがディスプレイ面に力が入っていても、裏側や側面のデザインはそれなりだったというケースが多いので、スマートウォッチやスマートバンド一筋のAmazfitならではのこだわりです。

ボタンの一つは、Apple Watchのようなダイアル式ボタンです。回転させることでメニューのスクロールなどの操作が出来ます。押し込みはホームボタンとして機能します。長押し動作は自由に変更出来ます。
もう一つのボタンは押し込みのみです。このボタンも割当を変更出来ます。
自分の一番使う機能をボタンを押すだけで呼び出せるので、非常に便利です。

背面のセンサー部分はこんな感じ。過去のモデルに比べて角落としが行われていて、装着時に着けてる感が少ないです。
装着してみる

装着してみると、まず本体の軽さに圧巻されました。アルミ合金でひんやりした筐体と高級感のあるデザインからは考えられない軽量さが個人的には一番驚きでした。
そして、Amazfit特有の高いディスプレイ解像度のおかげでドット感が一切なく、日常生活に自然に馴染んでいきます。
※使用したカメラの都合上30fpsで撮影しています。デバイス上の動作は60fpsで行われています。
高い解像度だけでなく、60fpsで画面表示を行うため、全ての動作がスムーズです。Zepp OSへのOS変更直後は不安定な部分があったようですが、最新のファームウェアで使っている限りはフリーズや予期しない再起動は見られず、非常に安定して利用出来ています。

独自OSを採用しているということは、一部の人からすると融通が効かず不安定なのではと、懸念事項の一つになりそうですが、Amazfitシリーズに限っては、概ね前向きに考えて良いと思います。
Amazfitシリーズは、Wear OSなどの共通OSを採用していない分、省電力で高いパフォーマンスを実現していて、シリーズの初め頃からUIや機能の完成度が高く、動作の安定性も十分に担保されています。
確かに、Wear OSなどでは、サードパーティ製アプリが利用できたり、通知を受け取るだけでなく、メッセージの返信が出来たりなどのメリットがありますが、その分電池持ちが悪かったり、安定性に少し難があったりというデメリットがあります。
サードパーティ製アプリの利用と、メッセージ返信に強い必要性がないのではあれば、個人的には電池持ちが良く、デザイン性が高く、安定性の高いAmazfitシリーズを推していきたいです。
主要な機能

時計盤の状態から上から下にスワイプすると、スマホのクイック設定のようなパネルが出現。この項目はアプリで並び替えたり、項目を消したりすることが出来ます。

時計盤の状態から下から上にスワイプをすると、今度は過去の通知を確認出来ます。Mi スマートバンドと違って文字数制限が殆どないようで、メールの件名だけでなく、本文までしっかりと確認できます。
右から左にスライドするとiPhoneのウェジェット画面のようなショートカット一覧が出ます。この項目はアプリや本体設定から自由に変更出来ます。
天気予報や心拍数情報などを配置して一度にまとめてサクッと見ることができるので、結構便利です。他社製スマートウォッチだとアプリ切り替えをしないと確認できないので、この仕様はありがたいです。
アクティビティ機能はとにかく充実しています。さすがAmazfitという感じです。
表記上の対応しているアクティビティは下記のとおりです。
ランニングとウォーキング
屋外ランニング、ランニング マシン、ウォーキング、屋内ウォーキング、競歩
サイクリング
屋外サイクリング、屋内サイクリング、BMX
スイミング
プール水泳
屋外スポーツ
ロッククライミング、フィッシング、ハンティング、スケートボード、ローラースケート、パルクール
屋内スポーツ
エリプティカル、ローイングマシン、ステアステッパー、スピニング、インドアフィットネス、ミックスエアロビクス、クロストレーニング、エアロビクス、グループ体操、ボディコンバット、筋トレ、ステップトレーニング、コアトレーニング、柔軟トレーニング、フリートレーニング、HIIT、ヨガ、ピラティス、体操、鉄棒、平行棒、なわとび、ストレッチ、ステアクライミングマシン
ダンス
スクエアダンス、社交ダンス、ベリーダンス、バレエ、ストリートダンス、ズンバ、ラテンダンス、ジャズダンス、ヒップホップダンス、ポールダンス、ブレイクダンス、フォークダンス、ダンス、モダンダンス、ディスコ、タップダンス
コンバットスポーツ
ボクシング、レスリング、武道、太極拳、ムエタイ、柔道、テコンドー、空手、キックボクシング、フェンシング、柔術、剣道
ボールスポーツ
クリケット、野球、ボウリング、スカッシュ、バスケットボール、ソフトボール、ゲートボール、バレーボール、卓球、ハンドボール、バドミントン、ビーチバレー、ラケットボール、ビリヤード、セパタクロー、ドッジボール、水球、アイスホッケー、シャトルコック、室内サッカー、フットバッグ、ボッチボール、ペロタ、サッカー、フロアボール
ウォータースポーツ
屋外ボート、セーリング、カヤック、ドラゴンボート、 屋内サーフィン、チュービング、シュノーケリング
ウィンタースポーツ
屋外スケート、屋内スケート、カーリング
レジャースポーツ
フラフープ、フリスビー、ダーツ、凧揚げ、綱引き、ジェンズ、eスポーツ、エアウォーカー、ブランコ、シャッフルボード、フーズボール、モーションセンサー付きゲーム
ボードゲーム、カードゲーム
チェス、チェッカー、囲碁、ブリッジ、ボードゲーム
その他
縄跳び、アーチェリー、馬術
情報元: Amazfit公式サイト
過去にAmazfit Paceのときに記事を作成しましたが、スキーなどでは何回滑り降りたのか、とかを出してくれるので後々どのくらい運動したのかを確認できて面白いです。

ちなみにチェスやeスポーツなどは、心拍数くらいしか記録することはないみたいです。得点入力とかあるともっと良さそうなんですけど、そこは今後に期待です。
プリインストールアプリ
Amazfitのfitである運動系の機能はもちろん、アラームやストレスレベル測定などスマートウォッチに欲しいアプリが沢山あります。
- 音楽制御
- アラーム
- カレンダーとイベント
- To-Doリスト
- ポマドーロタイマー(休憩と作業がワンセットのタイマー)
- 世界時計
- ストップウォッチ
- タイマー
- リモート撮影(スマホカメラのシャッター代わりになる機能)
- 天気
- 太陽と月(日の出と日没、月の出と月没)
- コンパス
- バロメーター(現在の気圧と高度の表示)
追加可能なアプリ
管理アプリであるZepp内に用意されたアプリストアからアプリが追加可能です。現時点ではZepp公式が用意したアプリのみですが、今後はサードパーティにも開放されるそうです。Webアプリベースらしく、SDK等も準備されています(申請制)。
- Home Connect
- 水を飲む時間
- BMI
- 妊娠アシスタント
- ウォッチの空き容量
- 歯磨き
- リアルタイム心拍数
- 色分け(色覚異常の確認)
- SOSフラッシュ
- カロリー
- 計算機(電卓)
現時点ではこれだけですが、今後サードパーティが参加して増えるかもしれません。

中国国内向けにはQQ(LINEのようなアプリ)、Alipay(日本のPayPayのようなサービス)、マップアプリ、翻訳アプリ、ボイスレコーダーなどが用意されているらしいです。
総括的な何か
高い完成度の筐体、高い完成度のOS、省電力で最大21日持ちの電池持ち、そして日本の衛星測位システムGNSS(みちびき)への対応などと、どれか一つに尖ってるスマートウォッチというよりバランス良く、様々機能を実装しています。初めてのスマートウォッチとしても、電池持ちを考えてのApple Watchなどからの乗換先としてもおすすめできます。
Amazfitの”fit”であるフィットネス向きのスマートウォッチとしては最強といえます。
個人的には、Amazfitのもつ機能や性能の割に知名度がまだまだなのでは、と感じているので、スマートウォッチ選びの際は是非とも検討してもらいたいです。
販売ページ
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